最新情報

【院長コラム】第十回「職人商売人の一生 〜稼ぐことの終着点〜」

〜コンマ1トン先生の学んで稼いで人生はなお楽しい〜

第十回:職人商売人の一生 〜稼ぐことの終着点〜

 

このコラムもついに10回目を迎えました。
これまで「稼ぐ」ことについて深く掘り下げてきましたが、そろそろこのテーマに一区切りをつけたいと思います。

 

結論から言うと、私たち治療家の仕事は 「働いた分だけ売上になる職人業」です。
売上の計算式は「単価(質)× 量」に尽きます。

 

短期間の売上だけでなく、「現役世代ごとの単価 × 量の合算」が職人としての生涯年収を決める。
つまり、どの年代にどんな働き方をするかが、職人としての人生を形作るのです。

 

 

 

 

—— 職人商売人の一生

 

 

私自身のこれまでの流れを振り返ると、職人としての一生はこのような流れになっていました。

 

✅ 安くてもいいからとにかく量をこなそう (職人になる勉強)
✅ 治すこと・良くすることを追求しよう (人格、人間性の勉強)
✅ 質と量の両方を高めながらたくさん稼ごう (ここまでが職人)
✅ 仕事をダントツで取れるようになろう (ここから職人商売人の勉強)
✅ 後輩を育て、稼げる治療家を増やそう (指導、経営の勉強)
✅ 後輩をもっともっと稼がせよう (リーダーシップ、相乗効果の勉強)
✅ 「稼ぐ後輩を指導できる後輩」を育てよう (リーダーの育成、継承の勉強)
✅ 自分が作った人脈やポジションを後輩に譲り、自分は最後の奉公をしよう (ペイフォワードの勉強)

 

こうして、紆余曲折しながらここまでやってきましたが、いまは 「後輩をもっと稼がせること」と「稼ぐ後輩を育てる後輩をつくること」 に取り組んでいます。

 

 

 

 

—— 職人としての「稼ぐ」哲学

 

 

最後に、職人として 「残したい言葉」 があります。

 

① 身体の動くうちは人の倍以上働け(動け)
➡ 若いうちに経験を積み、技術を磨き、仕事を自分のものにする。同世代にダントツ勝る。

 

② 自分が全部やるな育てろ任せろ
➡ 人を育てる時期に入ったら、細かい指示を出すのではなく、責任の機会を与え、考えさせ決断させて育てる。

 

③ 成功の土台と肯定的な言葉を残して引退しろ
➡ 自分が築いたものを、次の世代に継承できるようにする。最後、良い言葉を皆んなにも自分にも声かけて引退できるよう、今は高いレベルを目指して苦言も伝える。

 

これは、私自身が生きてきた中で学んできた 「職人の生き方」 です。

 

 

 

 

—— 「労働」の考え方について

 

 

「働き方、刷り込まれてませんか?」

 

今の日本のサラリーマン社会では、「1日8時間労働」が基準です。
しかし、職人が上場企業のサラリーマンに合わせてどうなることでしょうか?

 

生涯年収で上場企業に敵うわけがないのは明白です。

 

例えば、大谷翔平は若い時に 「1日8時間の練習」 だけで成功したでしょうか?
職人の世界でも同じことが言えます。

 

「ずっと働き続けろ」と言っているのではありません。
しかし、 技術を身につけるまでは集中して量稽古する方が効率的 であり、
身体が動くうちに多くの経験を積んでおく方が、後々有利になるのは間違いないのです。

 

本業以外のアルバイトでもなんでもやったらいい。失敗も遊びも含めてたくさん人と会うことです。その経験が将来繋がって稼ぐ力になるはずです。
RPGでは経験値を上げないと次のステージに行けなかったりするじゃないですか?

 

✔ マニュアル通りでも、嫌々でも、専門外でも、遊びでも、旅行でも、とにかくカラダを動かして色々体験するのがオススメです。
✔ 経験値とは体験や人と接して感情が動いたこと、要は感動した経験のことです。
✔ いい体験だけでなく、悔しい、悲しい、怖かったことも「感動」です。

 

 

 

 

—— 「作業員」と「商売人職人」の違い

 

 

若いうちに 「基本」と「稼ぐ力」 をマスターした人は、
40代・50代・60代になると、 責任を取る仕事が増え、身体を動かす労働は減っていく ものです。

 

逆に、 「若い時に稼ぐ力を身につけなかった人」 は、
ずっと作業員として「労働するしかない人生」 になってしまう。

 

もし、
「現場が好きで、一生施術を続けたい」
「労働そのものが楽しく、現場をずっとやりたい」
という人、それは素晴らしいことですし一生応援します。

 

しかし、
「生活のために、仕方なく現場に立ち続けている」
「好きでもないのに、働き続けるしかない」
という被害者意識のある施術者に、大切な患者さんを預けることはできません。

 

 

 

 

—— 職人としての人生設計のススメ

 

 

これからの人生で、 「毎年、自由に使える金額」 を知るためには、次の計算式を使うとよいでしょう。

 

📌 (これからの生涯年収 + 貯金) ÷ 余命

 

この 「生涯年収」 は、自分でコントロールできるものです。
今からでも、シミュレーションしてみることをおすすめします。

 

✔ 何歳まで働くのか?
✔ いつ、誰に、何を、いくらで、何人やるのか?
✔ 教えたり、リードすることでも報酬を得るのか?

 

こうした計画を立てることで、これからの 職人人生の各年代の学ぶべきこと、やる内容や収入の見通しが明確になります。

 

継承が続く職人チームをつくるために

 

✅ 最初は量稽古 …とにかく経験を積む
✅ その後、質を追求 …自分の技術を磨く
✅ そして「稼ぐ力」を身につける …売上を意識する
✅ 最終的に、それを後輩にパスする …自分の経験を次世代につなぐ

 

これが、 私が思い描く「継承が続く職人チーム」 です。

 

皆さんの治療家人生が、学べて稼げて面白く楽しく、より充実したものになりますように。

 

 

 

 

第九回に戻る

コラム目次