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【院長コラム】第六回「ディープリスニング」

〜コンマ1トン先生の学んで稼いで人生はなお楽しい〜

第六回:ディープリスニング

前回の「見立てる力を磨く」ための補足として、ディープリスニングについて今回はお話しします。

 

 


—— ヒアリング < 傾聴 < ディープリスニング

 

ディープリスニングとは、単に相手の言葉を聞くだけでなく、その背後にある感情や意図、さらには語り手自身が気づいていない潜在的なニーズ までを理解しようとする傾聴の技術です。

 

通常のリスニングが 「言葉の意味を理解すること」 に重点を置くのに対し、ディープリスニングは 「相手の本当の気持ちや、言葉にしきれない部分までを感じ取ること」 を目指します。

 

 

 

—— ディープリスニングの3つのポイント

 

✅ 感情の理解
• 声のトーン、表情、仕草から相手の感情を読み取る
• 「何を言ったか」ではなく、「どんな気持ちで言ったのか?」に注目する

 

✅ 意図の理解
• 言葉の奥にある「本当に伝えたいこと」を読み取る
• 文脈や背景から「この人は何を求めているのか?」を考える

 

✅ 潜在的なニーズの理解
• 相手自身が気づいていない本当の願望や不安に寄り添う
• 表面的な言葉や態度に惑わされず、「本当に必要なこと」を探る

 

 

 

—— ディープリスニングの重要性

 

このスキルがあるかどうかで、仕事や人間関係の質が大きく変わります。

 

🔹 人間関係の構築
→ 相手を深く理解することで、信頼関係が生まれる

 

🔹 問題解決
→ 本質的な課題を見抜き、適切な解決策を見つけられる

 

🔹 交渉やコミュニケーション
→ 相手の意図や本音をくみ取り、より良い対話ができる

 

🔹 カウンセリングやコーチング
→ 相手の心に寄り添い、真の課題を見つけ出せる

 

施術者にとっても、このスキルがあるかどうかで信頼の厚さや施術の効果が大きく変わります。

 

 

 

—— ディープリスニングを実践するには?

 

1. 相手に意識を集中する
📌「ながら聞き」をせず、目の前の相手に100%の意識を向ける

 

2. 共感的に聴く
📌 「この人の立場だったら、どう感じるか?」を想像する

 

3. 質問をする
📌 「もう少し詳しく教えてもらえますか?」と尋ね、相手の話を深める

 

4. フィードバックをする
📌 「こういうことを伝えたかったんですね?」と確認しながら聴く

 

5. 非言語のサインに注意を払う
📌 言葉だけでなく、表情や声のトーン、仕草からも感情を読み取る

 

 

 

—— 本当のディープリスニングは、簡単ではない

 

世間では「ディープリスニングは意識すれば誰でもできる」と言われることもあります。
でも、私はそうは思いません。

 

誰に対してもディープリスニングができるようになるには、自分の全人格を磨かなければならない。

 

なぜなら、人は無意識のうちに 自分の偏見や感情で相手の話を判断してしまうからです。

 

📌「この人、何が言いたいの?」
📌「そんなの当たり前でしょ」
📌「またこの話か…」

 

こうした無意識の反応が邪魔をして、相手の本当の声を聴けなくなるのです。

 

本当にディープリスニングができる人は、相手の話をそのまま受け止め、余計な先入観や感情に流されずに聴く力を持っています。
そのためには、まず自分の心を整え、余計な反応を手放すことが必要なのです。

 

 

 

—— 「見立てる力」と「聴く力」はセット

 

ディープリスニングができると、施術の「見立て」も格段にレベルアップします。

 

✅ 表面的な症状だけでなく、その背景や本当の原因に気づける
✅ 利用者さんが心を開き、施術の提案を素直に受け入れてくれる
✅ 本当の信頼関係が生まれ、継続的な施術ができる

 

施術者にとって、ディープリスニングは単なる「聴く技術」ではなく、「結果を出すための重要なスキル」なのです。

 

 

 

—— まとめ

 

✅ ディープリスニングとは、言葉の奥にある感情や意図を深く理解すること
✅ 「現在・過去・未来」を観ることで、より深く相手を理解できる
✅ 施術者の人格が整っていないと、本当のディープリスニングはできない
✅ 本当に聴ける施術者は、見立てもレベルアップし、信頼も得られる

 

施術の結果を左右するのは、「どんな技術を使うか」だけではありません。
「どんな姿勢で相手に向き合うか」 が、すべての土台になります。

 

ディープリスニングを磨くことは、施術者としての成長だけでなく、人生全体を豊かにすることにつながります。

 

「まずは、目の前の人の話を、余計な反応をせずに聴くことから始めましょう。」

 

それができるようになったとき、施術の質も、仕事の成果も、人との関係も、すべてがもっとより良く変わるかもしれません。

 

 

 

 

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