【院長コラム】第四回「技術とは見立てる力」
〜コンマ1トン先生の学んで稼いで人生はなお楽しい〜
第四回:技術とは見立てる力
施術が上手いとは、どういうことでしょうか?
手技の精度? 気持ちよさ? もちろんそれも大事ですが、本当に結果を出す施術者は「見立てる力」がある人です。
「今、この人にとって何が必要か?」を考え、施術を組み立てる力。
それがあるからこそ、施術がただの作業ではなく、価値のあるものになります。
—— 施術の本質は、見立てにある
施術には、「利用者さんが少しでも生活しやすくなる」という大きな目標があります。
でも、そのために毎回同じ施術をすればいいわけではありません。
今日の体調、気分、筋肉の状態…それらを見極め、「今日は何をするのがベストか?」 を判断する。
これが「見立てる力」です。
例えば…
✅ 調子が良さそうなら、積極的に運動療法を取り入れる
✅ 疲れが強ければ、会話を多めにして安心感を持ってもらう
✅ 不安定な日は、ただ隣に座って、心を込めて摩るだけにする
同じ人でも、同じ施術がベストとは限りません。
その場で柔軟に判断し、必要があれば施術中にも修正する。
それが、本当のプロの技術です。
—— 見立てができないと、ただの作業になる
施術者が「見立てる力」を持っていないと、利用者さんの言葉に流され、施術を組み立てることができなくなります。
例えば、運動が必要な方が「今日は運動したくない」と言ったとき、
「無理しなくていいですよ」と終わらせてしまうのは、本当にその人のためになるでしょうか?
もし自分の親だったら、「このままだと動けなくなるかもしれない」と考え、適切に運動を促すはずです。
それでも無理なら、座ったままでできる運動を提案したり、少しでも前向きになれる声かけをしたりするでしょう。
ただ相手の希望を聞くだけではなく、プロとして「本当に必要なこと」を考えて提案する。
これもまた、大切な技術のひとつです。
—— 見立てる力は、誰でも身につけられる
「私にそんな判断ができるかな…?」と不安に思うかもしれませんが、大丈夫です。
ゆうき堂では、「迷ったら、自分の親だったらどうするか?」を考えるように指導しています。
もし自分の家族だったら、どうしたら少しでも良くなるか、一生懸命考えるはずです。
最初はそれでいいのです。
その上で、先輩に相談しながら学び、少しずつ自分の「見立てる力」を磨いていけば、必ずできるようになります。
—— 見立てができる施術者は、信頼される
✅ 施術の効果が高まる
✅ 利用者さんや家族からの信頼が厚くなる
✅ 結果としてリピートが増え、仕事が安定する
そして何より、「自分の仕事に誇りを持てる」 ようになります。
手技が上手いことも大切ですが、最も大事なのは「今、この人にとって何がベストか?」を考え、選択できること。
これが、技術の本質であり、「見立てる力」です。
見立てる力は稼げる力です!
