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【院長コラム 技術編】第五回「もみ方の達人になる」

〜コンマ1トン先生の学んで稼いで人生はなお楽しい〜

第五回:もみ方の達人になる

 

「肩もみして」とか「もんでもらって気持ちいい」とか。
肩をもむという行為はとても一般的で、誰もが一度は誰かの肩をもんだり、もまれたりした経験があるはずです。

 

筋肉がもまれることで、血液やリンパがポンプのように動かされ、その場でも気持ちよく、その後もポカポカしたり、スーッとしたりします。

 

そして、揉みの技術には「上手い・下手」がはっきり出ます。

 

物理的刺激を多く与える「最強刺激」な手技でもあるため、揉まれた瞬間の「やってもらってる感」と効果性は高いのですが、下手にやると筋を痛めてしまいます。
実際、もみ返しが最も起きやすい手技です。

 

わたしが学生の頃、スポーツトレーナーの社員と同級生になりました。
彼は毎日、職場でも学校でも徹底的にもむ手技を練習していました。
リズムよく、摩りながら揉む、揉む、揉む。
その受け心地も効果も、学生とは思えないレベルでした。

 

学校で教わる基本手技と彼の手技の違いは、「スピード」「テンポ」、そして「摩る・揉むの複合」という三点にありました。

わたしも見よう見まねで一緒に練習し、かなり鍛えられ上達しました。

 

現場ではスピードがとても大事です。
ただし、熟練しないままスピードを上げると、手技がバラバラになってしまいます。

 

指でグリグリする揉み方と、ポンプのように柔らかく動く揉み方。
これは、目的や相手に応じて使い分ける必要があります。もちろん、十分に熟練したうえで。

 

訪問マッサージの現場では、強くグリグリ揉むことは基本的に行いませんが、四指で摩るように揉む手技はよく使います。

 

マッサージが上手くなり、「あなた、マッサージうまいね!」と喜ばれる人は、揉むのが上手な人です。
友人や家族にも喜ばれ、「さすがプロね!」と誉められ、プロとしての承認欲求も満たされる。

 

プロの中でも、選ばれ稼げる治療家になれる。

 

熟練度を上げるには、最も時間がかかるかもしれません。
なにせ、基本の「摩る」「押す」ができていないと、仕上がらないのです。

 

そういう意味で、“揉む”はあん摩のラスボスとも言える存在。
だからこそ、この技術をマスターすることは強くおすすめします。

 

“揉む”という、最も身近で、最も奥深い世界。
ここに達人への道があります。

 

次回、「動かし方の達人になる」。

 

 

 

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