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基本の大切さ


「母さんお肩を叩きましょう〜タントンタントン良い気持ち〜♪」

マッサージというのは誰でも人にやってあげることができます。私も6歳になる双子の娘が交互に背中に乗ってくれることで、街のもみほぐし屋さんに行く事が減りました。

しかし私たちは、あん摩マッサージ指圧のプロですから、マネごとという訳にはいきません。
素人と何が違うの?というと「基本」を体得しているかに尽きると私は考えています。

国家資格を取るために、「あん摩」「マッサージ」「指圧」の違った各手技の基本を3年間学校で学ぶのですが、実態は資格のための練習をパスしただけで、資格者として職に就いてしまっています。
今まで100人弱のスタッフを雇用してきましたが、入社時に基本をしっかりできた先生は居ませんでした。

なぜそんな事が?というと、マッサージは熟練すれば通用するからです。
実際私たちも現場で基本のままやる事はありません。応用して最適なやり方でやっています。

しかし「基本無くして応用無し!」
茶道や武道と同じく、守破離の順の応用でないと、いずれ行き詰まると信じています。

ゆうき堂での最初の研修は基本手技からです。
子供の見よう見まねの延長のような、基本の型ができない先生は認めていません。
何年目の先生でも基本に戻る研修は気づきや学びがあるものです。